手のしびれの原因として考えられるのが、首の骨である「頚椎（けいつい）」のヘルニアです。首の椎間板（ついかんばん）がずれて神経を圧迫すると、手にしびれが現れやすく、特に猫背やストレートネックの方に多い症状です。
 

もし頚椎に問題がない場合、肩周りや腕の筋肉が硬くなり、神経が圧迫されることも原因の一つです。デスクワークで腕を前に伸ばし続ける方や、運動不足の方に多く見られる症状です。
 

一方で、お尻や足がしびれる場合、腰の骨である「腰椎（ようつい）」の神経が圧迫されるヘルニアが原因として考えられます。また、お尻の筋肉が硬くなることもしびれの原因です。座りっぱなしのデスクワークでお尻の筋肉が固まりやすくなり、運動不足や猫背が関係していることが多いです。

当院では問診を通じて、普段の生活の中でどのような動作で痛みが増すのかを詳しくお聞きします。

また、しびれの原因を特定するため、疑わしい箇所を順に手で触れて検査も行います。

​手や足の関節に痛みが発生する原因とは

痛みに関してもお話いたします。特に、何もしていないのに手首や足首が痛む原因の一つとして、デスクワーク中のパソコン操作で手首をあまり動かさないことで内圧が高まり、痛みが生じることがあります。
 

また、運動中に手首や足首が痛む場合、関節に対して骨が正しい位置にないことで負担がかかり、痛みが出ることがあります。
 

手首が腫れている場合、たとえば転びそうになったときに手をついて捻挫し、腫れるケースが考えられます。もし、特に動かしていないのに手首が腫れている場合は、整形外科でのご相談をおすすめします。

手指・足指・おしりのしびれをほうっておくと起こり得る症状

しびれが出ている方の多くは、ヘルニアが原因である可能性が高いです。最初は軽いしびれとして始まっても、放置すると徐々にしびれが強まり、常にしびれを感じるようになってしまうことがあります。

​

ヘルニアによるしびれの場合、原因となっている神経の圧迫を早期に対処することが大切です。具体的には、椎間板がこれ以上飛び出さないようにケアを行うことで、症状の進行を抑え、日常生活への影響を軽減することができます。

​

また、ヘルニアは神経や周辺の組織に負担がかかるため、早めの対処が痛みやしびれの悪化を防ぐうえで重要です。ヘルニアの疑いがある場合は、専門的なケアで原因にアプローチすることが、快適な生活を取り戻すための第一歩です。

りふぁいん鍼灸整骨院が提案する手指・足指・おしりのしびれの緩和方法

しびれの原因が猫背や姿勢の悪さにある場合、まず「姿勢矯正」による骨盤の調整をおすすめします。
 

また、首やお尻の筋肉が硬くなっている際には、マッサージや鍼灸で筋肉をほぐし、血流を改善します。

さらに、筋肉をほぐした後には支える筋力を強化するための「運動療法」を取り入れ、姿勢と筋肉のバランスを整えることで、手足のしびれが再発しにくい体づくりをサポートいたします。

おすすめの施術頻度

施術頻度は症状によって異なりますが、目安として3日ごと（週に２回）のご来院をおすすめしています。これは、どれだけ優れた施術を行っても、約７２時間（３日）ほどで体は元の状態に戻ろうとする性質があるためです。

「元に戻るなら、頻繁に通う意味があるのか？」と思われるかもしれませんが、悪い姿勢に戻ってしまう前に施術を重ねることで、矯正効果をより高めることが期待できます。

３日ごとの通院が難しい場合は、週に1回のペースでも大丈夫です。改善スピードは少し緩やかになりますが、無理なく痛みが再発しにくい体を目指していけます。